シンボリファースト（1988年生、母スイートニース）

シンボリファースト（1988年1月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のシンボリルドルフ（当時7歳）と交配したスイートニースが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地12戦1勝2着1回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は1991年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

田中和夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

12月1日、デビュー戦は佐藤照雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/重）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

3歳（1991年）

7月6日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤照雄騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のベルバロンに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月27日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下の瓢湖特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で佐藤照雄騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4歳（1992年）

9月19日、約14か月の休み明けで迎えた4戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤照雄騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤照雄騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

10月25日、中2週で迎えた6戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったユニオンボーイに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5歳（1993年）

7月3日、約7か月の休み明けで迎えた9戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は佐藤照雄騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

7月31日、中3週で迎えた10戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた11戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の万代特別（新潟芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の赤倉特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて5着に終わった。

10月4日、中4週で迎えた13戦目は、森川一二三騎手を鞍上に迎えて、一般B1ロ（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた14戦目は、加治川特別（新潟(地)ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森川一二三騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた15戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森川一二三騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。