カルストンワンダラ（2006年生、母ドラゴンネイティブ）

カルストンワンダラ（2006年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋彷徨い人」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアッミラーレ（当時9歳）と交配したドラゴンネイティブが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は奥山博。戦績は、中央平地1戦0勝、地方43戦3勝2着8回。主な勝ち鞍は2009年の3歳B3。

経歴

デビュー前

村山明厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

1月10日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は452kg。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

4月13日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた2戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、3歳B5（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオーバーザウェイヴを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

4月26日、中1週で迎えた3戦目は、3歳B5（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鬼束亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のヒカルエクボを半馬身振り切って初白星を挙げた。

5月10日、中1週で迎えた4戦目は、3歳B3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鬼束亮騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヒカルサプライズを捕まえ切れず、8馬身差の2着に敗北した。

5月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳B3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で鬼束亮騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒドゥンゴールドに4馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

6月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で鬼束亮騎手（4戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のペルセウス特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で鬼束亮騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月28日、連闘で迎えた8戦目は、3歳戦のペルセウス特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鬼束亮騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた9戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた10戦目は、3歳B2（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミヤノスズカを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月9日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のペルセウス特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（7戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

9月6日、中3週で迎えた12戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のペルセウス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた13戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のペルセウス特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月27日、連闘で迎えた14戦目は、3歳戦の農・早織のラブラブ結婚記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の中井久泰・志保・泰志記念（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で古性秀之騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月1日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で古性秀之騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた17戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したプレシャストップを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月1日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2三（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は古性秀之騎手（4戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るダイヤイーグルを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って圧倒的人気に応えた。

12月15日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1二（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月25日、中0週で迎えた20戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキー（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2010年）

1月3日、連闘で迎えた21戦目は、一般C1三（金沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は古性秀之騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したプレシャストップを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

4月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた23戦目は、牛首紬特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた24戦目は、輪島の朝市特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた25戦目は、一般B4二（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1二（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた27戦目は、AUさんありがとう杯（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は古性秀之騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた28戦目は、イルカと遊べる能登島特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（8戦1勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

7月13日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、一般C1二（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で古性秀之騎手（9戦1勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったニュースブレイクに詰め切れず、7馬身差の2着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた30戦目は、一般B4三（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古性秀之騎手（10戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月10日、中1週で迎えた31戦目は、一般B3三（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で古性秀之騎手（11戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた32戦目は、金沢表具特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で古性秀之騎手（12戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた33戦目は、中川健太生誕記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で古性秀之騎手（13戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた34戦目は、祝・誕生日近森町子大賞典（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で古性秀之騎手（14戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアメリカンアイドルに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

10月5日、中1週で迎えた35戦目は、一般B4二（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で古性秀之騎手（15戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったブルーアイガーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月17日、中1週で迎えた36戦目は、一般B4二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で古性秀之騎手（16戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた37戦目は、医王山特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で古性秀之騎手（17戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた38戦目は、タカシ・カエコ御成婚記念（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で古性秀之騎手（18戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた39戦目は、小松カブッキー特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で古性秀之騎手（19戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

12月14日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた40戦目は、一般C1三（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で古性秀之騎手（20戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

12月28日、中1週で迎えた41戦目は、一般B4三（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で古性秀之騎手（21戦1勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず3着に敗れた。

5歳（2011年）

1月5日、連闘で迎えた42戦目は、寺井潔様101歳誕生日記念（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で古性秀之騎手（22戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

4月12日、約3か月の休養明けで迎えた43戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、一般B4二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた44戦目は、東日本大震災復興支援復興を応援します仙台（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。