ロミオビーム（2001年生、母ピエールプレシユーズ）

ロミオビーム（2001年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋光線」。毛色は栗毛。種牡馬のクリミナルタイプ（当時16歳）と交配したピエールプレシユーズが23歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は松本俊博。戦績は、中央平地4戦0勝、地方8戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松本俊博から「2002年度北海道10月市場サラブレッド1歳、2002年度八戸11月市場サラブレッド1歳」及び「北海道11月市場サラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

古賀一隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

8月16日、デビュー戦は吉田稔騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

9月21日、中4週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた3戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

3歳（2004年）

2月29日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4月24日、中7週で迎えた5戦目は、森田直哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るイシンデンシンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月8日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森田直哉騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るハイテクバルーンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

5月30日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森田直哉騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハギノウイナーを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月20日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森田直哉騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブラックジャッジに4馬身の差をつけて3勝目を手にした。

6月27日、連闘で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で森田直哉騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月22日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で森田直哉騎手（5戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月19日、中3週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で森田直哉騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマツノエンペラーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月17日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で森田直哉騎手（7戦4勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。競走中止となった。