スノーベリー（2016年生、母キングスベリー）

スノーベリー（2016年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「白い実をつける植物、雪晃木。母名、本馬の毛色より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時18歳）と交配したキングスベリーが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は日進牧場。主な勝ち鞍は2020年の一般C22。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,200万円（6万×200口）で一口馬主が募集された。

寺島良厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

6月23日、デビュー戦は川又賢治騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

8月11日、中6週で迎えた2戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

9月20日、中5週で馬体重を前走から21kg減らして迎えた3戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー48（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

4歳（2020年）

2月3日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、一般C33（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシーケートレーズに約14馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

2月10日、連闘で迎えた6戦目は、倉田俊相カップ（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のホワイトハピネスに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月26日、中1週で迎えた7戦目は、矢作古川特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた8戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアドベントクランツを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

5月10日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの五泉特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

7月12日、中8週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの織姫賞（福島芝1800m 曇/重）に出走。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。

9月22日、中9週で迎えた11戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、よさこい盃（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

11月29日、中9週で迎えた12戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

5歳（2021年）

4月15日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー1（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた15戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、ヤエザクラ特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた16戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、ゲラニウム特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

6月17日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。