マロンアニーモ（1991年生、母カズノリーガル）

マロンアニーモ（1991年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のプルラリズム（当時11歳）と交配したカズノリーガルが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤沢牧場。戦績は、中央平地30戦4勝2着3回、地方15戦0勝2着1回。1997年の新潟日報賞(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

野平祐二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

1月5日、デビュー戦は岡山定夫騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のキャンドルタイムに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

1月23日、中2週で迎えた2戦目は、4歳500万下の呉竹賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で岡山定夫騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡山定夫騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

11月12日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡山定夫騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡山定夫騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで崩れずに走り抜いたが、スロクケンザンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

12月24日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡山定夫騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

4歳（1995年）

1月16日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡山定夫騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったイースタンガイに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月2日、約5か月半の休み明けで迎えた8戦目は、5歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡山定夫騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、タヤスエブロスに3/4馬身交わされて2着となった。

7月22日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の金華山特別（福島ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で岡山定夫騎手（8戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

10月1日、中9週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で岡山定夫騎手（9戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の長岡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は11戦連続で岡山定夫騎手（10戦1勝）。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスロクスサノオを豪脚で3/4馬身差し切って久しぶりに白星を挙げた。

11月18日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の新発田特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で岡山定夫騎手（11戦2勝）。17頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5歳（1996年）

2月25日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で岡山定夫騎手（12戦2勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた14戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川寛和騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のニューペガサスをクビ差振り切って勝利をモノにする

4月14日、中2週で迎えた16戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の’96中山ヤングジョッキーズステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のブラボーバをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

5月18日、中4週で迎えた17戦目は、フリーウェイステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦1勝）。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚色が悪くなり17着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた18戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の飛騨ステークス（中京芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

6月23日、中2週で迎えた19戦目は、吾妻小富士オープン（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は古川寛和騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた20戦目は、レインボーステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川寛和騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に敗れた。

10月12日、約3か月の休養明けで迎えた21戦目は、ハンデ戦の盛岡競馬場姉妹提携記念オーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は郷原洋司騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

11月30日、中6週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の仲冬ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた23戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

6歳（1997年）

1月18日、中4週で迎えた24戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、石清水ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

2月16日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦のアメジストステークス（東京芝1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は郷原洋司騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた26戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に49kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の春風ステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は郷原洋司騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた28戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

8月17日、約4か月半の休み明けで迎えた29戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの新潟日報賞（新潟芝1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

9月20日、中4週で迎えた30戦目は、4歳以上1600万下の外房ステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋明騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

12月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた31戦目は、金原学騎手を鞍上に迎えて、一般A2（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた32戦目は、グローリーカップ（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で金原学騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。9着に終わった。

7歳（1998年）

1月29日、中3週で迎えた33戦目は、ハンデ戦でオープンの瑞雪特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金原学騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の如月特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で金原学騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

12月31日、約11か月の休み明けで迎えた35戦目は、鍛炭幸夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の忘年特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

8歳（1999年）

1月15日、中1週で迎えた36戦目は、橋尚也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の睦月特別（浦和ダート1900m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた37戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の睦月特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。12着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた38戦目は、ハンデ戦の’99ベイサイドカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は金原学騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた39戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’99メトロポリタンカップ（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

3月11日、中1週で迎えた40戦目は、ハンデ戦の弥生特別（浦和ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は金原学騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンファルコンから2馬身差の2着となった。

3月22日、中1週で迎えた41戦目は、地方重賞のフロンティアスプリント盃（大井ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で金原学騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた42戦目は、ハンデ戦のダイヤモンド特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は金子正彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた43戦目は、ハンデ戦の卯月特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は金原学騎手（7戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた44戦目は、ハンデ戦のダイヤモンド特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で金原学騎手（8戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた45戦目は、地方重賞のテレビ埼玉杯（浦和ダート1900m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は金子正彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。