スロクケンザン（1990年生、母リネンサンシー）
Suroku Kenzan
1990.04.25
スロクケンザン（1990年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホスピタリティ（当時11歳）と交配したリネンサンシーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）岩見牧場。戦績は、中央平地29戦5勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方11戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の4歳以上900万下。
経歴
デビュー前
矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（1993年）
4月25日、デビュー戦は土谷智紀騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1400m 外回り 曇/稍重）に出走。馬体重は482kg。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。
10月17日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。
10月30日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。
11月13日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で土谷智紀騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不撓の闘志で渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のブランドロータリーを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。
12月12日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。
12月25日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。
4歳（1994年）
2月14日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。
2月26日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。
3月19日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったシンコウストロングをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。
4月24日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。
5月8日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。
10月30日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。
11月12日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。
11月20日、連闘で迎えた14戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。
12月4日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るマロンアニーモを上がり3位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を収める
5歳（1995年）
1月14日、中5週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアマミハリケーンを豪脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利をモノにする
2月4日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の節分賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。
2月26日、中2週で迎えた18戦目は、中野栄治騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。
3月25日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は木幡初広騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るアイランドジャンボを猛烈な末脚で3/4馬身差し切って4勝目を収める
4月16日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（5戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。
12月9日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（6戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、5着に終わった。
12月23日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（7戦3勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のパワーゼンカイを3/4馬身振り切って5勝目を手にした。
6歳（1996年）
1月7日、中1週で迎えた23戦目は、サンライズステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（8戦4勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。
1月28日、中2週で迎えた24戦目は、銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木幡初広騎手（9戦4勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。
2月10日、中1週で迎えた25戦目は、春望ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で木幡初広騎手（10戦4勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。
2月24日、中1週で迎えた26戦目は、内外タイムス杯（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で木幡初広騎手（11戦4勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。
3月24日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の春風ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は江田照男騎手（6戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。
4月27日、中4週で迎えた28戦目は、府中ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（12戦4勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。
5月19日、中2週で迎えた29戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、欅ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。
7月7日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた30戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 雨）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。
7月21日、中1週で迎えた31戦目は、田口大二郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内 曇/良）に56kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。
10月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた32戦目は、大枝幹也騎手を鞍上に迎えて、神無月特別（三条ダート1700m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。
10月24日、中1週で迎えた33戦目は、深秋特別（三条ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大枝幹也騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。
11月14日、中2週で迎えた34戦目は、春日山特別（三条ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大枝幹也騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。
11月28日、中1週で迎えた35戦目は、さざんか特別（新潟(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で大枝幹也騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。
7歳（1997年）
4月29日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた36戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったキシュウグロリアスからクビ差の2着に甘んじた。
5月10日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた37戦目は、薫風特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。
5月27日、中1週で迎えた38戦目は、ライラック特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。
6月7日、中1週で迎えた39戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のセブンパークに3/4馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。
7月3日、中3週で迎えた40戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、文月特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。
9月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた41戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。
11月8日、中6週で迎えた42戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。10着に敗れた。