イースタリーガスト（2007年生、母ブリージーキス）

イースタリーガスト（2007年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「突然の東からの風」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時19歳）と交配したブリージーキスが13歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地33戦1勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方7戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月2日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

8月23日、中2週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入った。

9月6日、中1週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

12月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく13着に敗れた。

3歳（2010年）

1月31日、中5週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

2月20日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に敗れた。

3月28日、中4週で迎えた7戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

6月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、6着に入り込んだ。

7月3日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

8月7日、中4週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（5戦0勝）。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（6戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマイネルダウザーをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

9月11日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

9月25日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（8戦1勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

4歳（2011年）

2月19日、約5か月の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（9戦1勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月19日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（10戦1勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

4月24日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた16戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（11戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

7月2日、中7週で迎えた18戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

10月1日、約3か月の休み明けで迎えた19戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。11着に敗れた。

12月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で江田勇亮騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（2012年）

3月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリビングストンにクビ差届かず2着となった。

6歳（2013年）

2月2日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

3月2日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上500万下の脊振山特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で黛弘人騎手（5戦0勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

5月4日、中8週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた26戦目は、4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で黛弘人騎手（6戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた27戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

6月30日、中5週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

8月4日、中4週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で長岡禎仁騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

8月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で長岡禎仁騎手（3戦0勝）。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（12戦1勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

10月6日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、3歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は長岡禎仁騎手（4戦0勝）。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上500万下の鳥屋野特別（新潟芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は黛弘人騎手（7戦0勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた34戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

7歳（2014年）

2月25日、約3か月半の休養明けで迎えた36戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、一般A6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた37戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般A4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた38戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた39戦目は、一般C1-5（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のケイジートレジャーに1馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

5月6日、中1週で迎えた40戦目は、一般C1-2（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、マルカンデジタルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月20日、中1週で迎えた41戦目は、一般B2-6（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた42戦目は、さざえまつり特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。