マルカンデジタル（2010年生、母スマイリングルーラ）

マルカンデジタル（2010年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時13歳）と交配したスマイリングルーラが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、地方41戦8勝2着9回。主な勝ち鞍は2015年の一般B1-3。

経歴

デビュー前

高橋道雄厩舎（金沢）へ入厩。

3歳（2013年）

8月27日、デビュー戦は青柳正義騎手を鞍上に据えて、3歳B6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は542kg。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったケイティユウユーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月10日、中1週で迎えた2戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、3歳B6（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた3戦目は、3歳戦の阿部ちゃん金沢来訪記念（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったテンエイルビーに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

10月1日、連闘で迎えた4戦目は、3歳B9（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るヤマカツコジロウを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月27日、中3週で迎えた5戦目は、一般C4五（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた6戦目は、一般C4六（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、バプテスマにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月24日、中1週で迎えた7戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C4四（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヴァンダリアをアタマ差捉え切れず2着に甘んじた。

12月8日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4四（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

12月15日、連闘で迎えた9戦目は、一般C4-9（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は畑中信司騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月22日、連闘で迎えた10戦目は、一般C4二（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のフレンドリーゼウスを半馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

4歳（2014年）

3月27日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から23kg減らして迎えた11戦目は、一般C1-4（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のサクラリヤンをクビ差振り切って3勝目をマークした。

4月8日、中1週で迎えた12戦目は、一般B2-4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（8戦3勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったセイミニスターに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月22日、中1週で迎えた13戦目は、東山蓮如堂特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（9戦3勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、一般C1-2（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（10戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るイースタリーガストを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月20日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた15戦目は、一般B2-4（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で青柳正義騎手（11戦4勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた16戦目は、一般B2四（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で青柳正義騎手（12戦4勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエイダイムーンを半馬身捉え切れず2着となった。

6月17日、中1週で迎えた17戦目は、一般B2-4（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るソルティーアゲインを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

7月1日、中1週で迎えた18戦目は、千里浜なぎさドライブウェイ特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（13戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウホロベツを豪快な末脚で3/4馬身差し切って優勝

7月8日、連闘で迎えた19戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のマツノファインに1馬身半の差をつけて7勝目を収める

7月20日、中1週で迎えた20戦目は、能登島向田の火祭特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（14戦5勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた21戦目は、金沢ゆめ街道特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったトモヲエラババに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中1週で迎えた22戦目は、にわか祭特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた23戦目は、河合谷獅子舞特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた24戦目は、七尾城まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（5戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

10月12日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、一般B1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（15戦5勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

10月26日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた26戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（16戦5勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた27戦目は、一般B1-5（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（17戦5勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したベルウッドタイガを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

11月23日、中1週で迎えた28戦目は、一般B1-2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（18戦5勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、4着を確保した。

12月15日、中2週で迎えた29戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（19戦5勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

12月22日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた30戦目は、左義長特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で青柳正義騎手（20戦5勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

5歳（2015年）

1月8日、中1週で迎えた31戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で青柳正義騎手（21戦5勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた32戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で青柳正義騎手（22戦5勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた33戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で青柳正義騎手（23戦5勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた34戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で青柳正義騎手（24戦5勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

3月22日、中4週で迎えた35戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、香織ママ卒園記念（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、トウショウヴォワに半馬身交わされて2着となった。

4月4日、中1週で迎えた36戦目は、一般B1-2（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

4月14日、中0週で迎えた37戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（2戦0勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のフブキサクラコを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

5月10日、中3週で迎えた38戦目は、友禅まつり特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた39戦目は、百万石行列特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中島龍也騎手（4戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた40戦目は、木場潟公園花菖蒲まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中島龍也騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた41戦目は、一般B1-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中島龍也騎手（6戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。