バプテスマ（2010年生、母プレラット）

バプテスマ（2010年2月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「洗礼者（ギリシャ語）。母名（高位聖職者）より連想」。毛色は青毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時11歳）と交配したプレラットが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方40戦8勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の一般C4六。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,000万円（2.5万×400口）で一口馬主が募集された。

尾関知人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

10月8日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

3歳（2013年）

1月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた3戦目は、3歳戦のガーネットフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

7月21日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

9月14日、中7週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた6戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた7戦目は、一般C4六（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4六（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマルカンデジタルをクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

11月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、国際ガラス展特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた10戦目は、一般C4二（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた11戦目は、雪だるままつり特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

4歳（2014年）

3月23日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた12戦目は、一般C2-5（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で桑野等騎手（6戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

4月1日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2-5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で桑野等騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2六（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で桑野等騎手（8戦1勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた15戦目は、24回境田大悟杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で桑野等騎手（9戦1勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

5月4日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2 13（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で桑野等騎手（10戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた17戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、一般C2-7（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

6月17日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2-7（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2-6（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスリーネルソンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月1日、連闘で馬体重を前走から11kg絞って迎えた21戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹下太騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のフェレンベルグをクビ差振り切って下馬評通りの実力を証明した。

9月4日、中4週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた22戦目は、ウメバチソウ特別（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で竹下太騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた23戦目は、名古屋競馬場来場記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹下太騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るウォーターセブンを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月1日、中1週で迎えた24戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹下太騎手（4戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月9日、連闘で迎えた25戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で竹下太騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナスダックヘイローに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

10月22日、中1週で迎えた26戦目は、ナルコユリ特別（名古屋ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で竹下太騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C9（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で竹下太騎手（7戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハイランドコンドルに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月21日、中1週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた28戦目は、ひなぎく特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で竹下太騎手（8戦4勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

12月4日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた29戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で竹下太騎手（9戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

12月23日、中2週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた30戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で竹下太騎手（10戦4勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

5歳（2015年）

1月3日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた31戦目は、カサブランカ賞（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で竹下太騎手（11戦4勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた32戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で竹下太騎手（12戦4勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のベルグラスに3馬身の差をつけて6勝目を収める

1月30日、中1週で迎えた33戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で竹下太騎手（13戦5勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るローアンドオーダーをハナ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

2月13日、中1週で迎えた34戦目は、春蘭特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で竹下太騎手（14戦6勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた35戦目は、紀左ェ門橋賞（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は16戦連続で竹下太騎手（15戦6勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた36戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた37戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、熱い感動を中京で!高松宮記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた39戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったワンツーステップに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月8日、中1週で迎えた40戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸山真一騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた41戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

6月5日、中1週で迎えた42戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

6月12日、連闘で迎えた43戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は丸山真一騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた44戦目は、☆祝☆山村唯☆1歳誕生日記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のディーエスソウルを半馬身振り切って8勝目をゲットした。