ナーゲットリンガー（1999年生、母テツマジョオー）

ナーゲットリンガー（1999年6月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時6歳）と交配したテツマジョオーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は大和牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2003年の両毛特別(一般B C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大和牧場から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、竹本いずみによって1,291.5万円で落札された。

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

4月27日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず最後はトウカイスマッシュと並んで6着同着となった。

6月15日、中2週で迎えた3戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

7月7日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったミナモトサヤカに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

9月14日、中9週で迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

9月21日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

10月26日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

4歳（2003年）

4月20日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた8戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、すずらん特別（高崎ダート1500m 雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のオオトネショウグンに約15馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月11日、中2週で迎えた9戦目は、両毛特別（高崎ダート1900m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のエイキューファストに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。