セキサンシラオキ（1990年生、母スワローソロン）

セキサンシラオキ（1990年2月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時16歳）と交配したスワローソロンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）小田牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着3回。1992年の小倉3歳ステークス(G3)で4着に入った他、1992年のフェニックス賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

7月18日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は436kg。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた2戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシンコトブキをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

8月22日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシルクムーンライトに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

9月6日、中1週で迎えた4戦目は、2歳G3の小倉3歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で増井裕騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

9月26日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増井裕騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

10月17日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定3歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で増井裕騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳500万下のきんせんか賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で増井裕騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた8戦目は、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で増井裕騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

12月6日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神3歳牝馬ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で増井裕騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた10戦目は、2歳オープンの中京3歳ステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で増井裕騎手（8戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

3歳（1993年）

4月17日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で大外18番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月9日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定4歳500万下の矢車賞（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したカミノチェリーを差し切れず、1馬身差の2着となった。

6月26日、中1週で迎えた15戦目は、4歳500万下（京都芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したポットユーフォーを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

7月17日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤哲三騎手（5戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（1994年）

1月29日、約6か月半の休み明けで迎えた17戦目は、5歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は増井裕騎手（9戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（10戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。