ポットユーフォー（1990年生、母ポットフレンディ）

ポットユーフォー（1990年2月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時16歳）と交配したポットフレンディが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ポット牧場。戦績は、中央平地20戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1993年の4歳500万下。

経歴

デビュー前

吉岡八郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

2月27日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴッドトムボーイを次元の違う末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

3月20日、中2週で迎えた2戦目は、4歳500万下のさわらび賞（阪神芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、抜け出したフジワンマンクロスにクビ差届かず2着となった。

4月3日、中1週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のアザレア賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下のたちばな賞（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は石橋守騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた5戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下の矢車賞（京都芝1400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ドラゴンルーブルにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月30日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下のこでまり賞（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下のあじさい賞（阪神芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（京都芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一気に末脚を伸ばして、最後は2着のセキサンシラオキに3馬身の差をつけて2勝目を収める

4歳（1994年）

4月16日、約10か月の休養明けで迎えた9戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下のシドニートロフィー（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた11戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の天保山特別（阪神芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の小野特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（4戦1勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

5歳（1995年）

1月16日、約7か月半の休み明けで迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（6戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

2月19日、連闘で迎えた16戦目は、5歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したマインドユーを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月11日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（8戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

3月19日、連闘で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤哲三騎手（9戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤哲三騎手（10戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力でジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のトーエイハリーに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

4月30日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。