マニバドラ（2020年生、母Trini Brewnette）

マニバドラ（2020年2月2日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「インド神話の鬼神の名より」。毛色は栗毛。種牡馬のSpeightstown（当時22歳）と交配したTrini Brewnetteが8歳のときに産んだ仔が本馬である。2024年の安達太良ステークス(オープン)に勝利した他、2024年の松風月ステークス(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

6月5日、デビュー戦は松本大輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ワタシダケドナニカにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月8日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は松本大輝騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のストリンジェンドに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月23日、中1週で迎えた5戦目は、2歳1勝クラスのなでしこ賞（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

12月24日、中8週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のネバレチュゴーに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3歳（2023年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天授のガッツでゴールまで頑張り、4着に入った。

6月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの小金井特別（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のモナルヒに1馬身1/4の差をつけて3勝目を獲得した。

6月25日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上3勝クラスの花のみちステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

4歳（2024年）

1月27日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの銀蹄ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

2月25日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの春風ステークス（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま全身全霊の粘りで持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のサザンエルフに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月2日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンの松風月ステークス（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで崩れずに走り抜いたが、ジレトールにハナ差交わされて2着に甘んじた。

7月13日、中5週で迎えた13戦目は、安達太良ステークス（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメタマックスに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

8月18日、中4週で迎えた14戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

10月6日、中6週で迎えた15戦目は、藤森ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。