ツルマルモチオー（1988年生、母エスサーミカズキ）

ツルマルモチオー（1988年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時14歳）と交配したエスサーミカズキが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は西田雄二。戦績は、中央平地25戦4勝2着3回、中央障害2戦0勝。1991年の菜の花ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

7月15日、デビュー戦は加用正騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカクテルドレスを上がり1位の末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

9月2日、中6週で迎えた2戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉3歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

9月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい5着に敗れた。

10月13日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田島信行騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下のかえで賞（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で田島信行騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

12月8日、中4週で迎えた6戦目は、3歳500万下の樅の木賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田島信行騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したニホンピロラックを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3歳（1991年）

1月5日、中3週で迎えた7戦目は、4歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で田島信行騎手（5戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

1月15日、中0週で迎えた8戦目は、4歳500万下の若菜賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田島信行騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた9戦目は、4歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で田島信行騎手（7戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のジョースナイパーに1馬身1/4の差をつけて制した。

3月23日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの菜の花ステークス（中山芝1200m 外回り曇/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトウコウジュディーをハナ差振り切って3勝目を挙げた。

4月13日、中2週で迎えた11戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた12戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のNHK杯（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた13戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。20頭立ての19番人気で19番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き17着に終わった。

4歳（1992年）

11月7日、約17か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上900万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた15戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’92インターナショナルジョッキーズ2（東京芝1600m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた16戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた17戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったビンゴハナコにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

5歳（1993年）

2月7日、中5週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下の火の山特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の宗像特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したリュウセレーネにハナ差届かず2着に甘んじた。

4月24日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の大日岳特別（新潟芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（4戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の朝日岳特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大崎昭一騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンカキツバタを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

6月13日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の水無月ステークス（阪神芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で大崎昭一騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

7月18日、中4週で迎えた26戦目は、東田幸男騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月29日、中5週で迎えた27戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。