ヤマニンランバート（1992年生、母ヤマニンシャレード）

ヤマニンランバート（1992年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時5歳）と交配したヤマニンシャレードが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地13戦3勝。主な勝ち鞍は1995年の駒草賞(900万下)。

経歴

デビュー前

浅見国一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

8月27日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は524kg。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエスケイゴールドを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

9月25日、中3週で迎えた2戦目は、2歳G3の函館3歳ステークス（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

3歳（1995年）

1月7日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のエイシンバウンドに2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

5月7日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のNHK杯（東京芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下の駒草賞（東京芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のミスタービッグベンに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

10月7日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、渡月橋ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦2勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず15着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた7戦目は、貴船ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（4戦2勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

4歳（1996年）

5月25日、約7か月の休養明けで迎えた8戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、フィリピン・トロフィー（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦の安芸ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた10戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のストークステークス（阪神芝1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

8月3日、中3週で迎えた11戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の五稜郭特別（函館芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

5歳（1997年）

9月28日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた13戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。