サクラアヴェ（1997年生、母サクラミラクル）

サクラアヴェ（1997年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラユタカオー（当時15歳）と交配したサクラミラクルが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）谷岡牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着2回、地方7戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の4歳新馬。

経歴

デビュー前

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

2月26日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンコーコンカラーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月1日、中4週で迎えた2戦目は、4歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

8月26日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

9月9日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に敗れた。

9月30日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の文知摺特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に敗れた。

4歳（2001年）

3月4日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったオースミダイモンにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

3月17日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

4月22日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で嘉藤貴行騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したナイスキングオーを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

5月13日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で嘉藤貴行騎手（5戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

5歳（2002年）

4月11日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた10戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、勇払特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた11戦目は、北海道競馬記者クラブ特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた12戦目は、創成川特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。最後は、2着のタイキアドニスをアタマ差制して久々に白星を挙げた。

9月17日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C1四イ（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るニチジュウフェローを鬼脚で半馬身差し切って休養明けの一戦を物にした。

10月2日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

10月24日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったリンドクリームを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

11月6日、中1週で迎えた16戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、一般C1四ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。