ブラックマンバ（2004年生、母リリーアンドローズ）

ブラックマンバ（2004年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「アフリカに生息する毒ヘビの名」。毛色は鹿毛。種牡馬のスルーザワールド（当時6歳）と交配したリリーアンドローズが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方19戦2勝2着4回。2007年の荒炎賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤隆志厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

6月22日、デビュー戦は佐々木国明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。馬体重は436kg。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヒデサンジュニアを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。

6月27日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

7月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったアンパサンドから2馬身半差の2着となった。

7月27日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のアサティスボーイをハナ差制して初白星を挙げた。

3歳（2007年）

1月14日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた8戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り小雨/重）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた9戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下の水芭蕉特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた11戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の鯱の門特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のドリームインパワーに2馬身の差をつけて2勝目をマークした。

6月3日、中1週で迎えた12戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、3歳KJ1の九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた13戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の耶馬渓大観峰特別（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したリトルユニコーンを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月8日、中2週で迎えた14戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に56kgの斤量を背負って出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したリトルユニコーンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

7月21日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

8月12日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、3歳地方重賞の荒炎賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、オパール特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

12月11日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、納谷和玖騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた19戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で納谷和玖騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着を確保した。

4歳（2008年）

1月16日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2十11（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で納谷和玖騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

2月21日、中4週で迎えた21戦目は、一般C2-11 12（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で納谷和玖騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で納谷和玖騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2八九（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で納谷和玖騎手（5戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2九十（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で納谷和玖騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

4月24日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2十11（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で納谷和玖騎手（7戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。