タイセイパワーズ（2017年生、母カシノヴィガ）

Taisei Powers

2017.04.23

タイセイパワーズ（2017年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+特別な才能」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアサクサキングス（当時13歳）と交配したカシノヴィガが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は柏木 一則。主な勝ち鞍は2020年の一般B1四。

経歴

デビュー前

松下武士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

1月6日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は546kg。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったリュクスウォリアーにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

1月18日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクリノイコライザーに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

4月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、ユウゲンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4月26日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

7月19日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

8月19日、中3週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトききょう特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

9月22日、中4週で迎えた7戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般B2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のインペリアルエアに約11馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

10月3日、中1週で迎えた8戦目は、一般B1四（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダンストンレガーメに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（2021年）

6月19日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

8月21日、中8週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

10月4日、中5週で迎えた11戦目は、南部杯カウントダウン7（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったロストマンを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

10月17日、中1週で迎えた12戦目は、一般B1（盛岡ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のケイジースワローに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月16日、中3週で迎えた13戦目は、一般B1三（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた14戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、レックススタッド特別（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。