クリノイコライザー（2017年生、母ドナメジャー）
Kurino Equalizer
2017.03.18
クリノイコライザー（2017年3月18日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+平等をもたらすもの」。毛色は栗毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時20歳）と交配したドナメジャーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は日西牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利。
経歴
デビュー前
1歳のとき、日西牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、栗本博晴によって378万円で落札された。
中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2019年）
10月20日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は454kg。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。
12月22日、中8週で迎えた2戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では閃光の如き末脚を披露したが、4着に終わった。
3歳（2020年）
1月18日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森裕太朗騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を5馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のタイセイパワーズに7馬身の差をつけて未勝利戦を制した。
2月1日、中1週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラスのくすのき賞（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で森裕太朗騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。
3月22日、中6週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森裕太朗騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。
4月19日、中3週で迎えた6戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。
5月31日、中5週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。
8月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は森裕太朗騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。
9月21日、中3週で迎えた9戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。
4歳（2021年）
6月12日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は森裕太朗騎手（5戦1勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。
7月15日、中4週で迎えた11戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、加古川特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったサンライズミリオンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。
8月14日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は森裕太朗騎手（6戦1勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。
9月22日、中5週で迎えた13戦目は、芦屋川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のステラータに6馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。
11月14日、中7週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスのドンカスターカップ（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい14着に敗れた。
12月28日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの春待月賞（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。
5歳（2022年）
1月10日、中1週で迎えた16戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。
3月6日、中7週で迎えた17戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。
3月27日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。
6月26日、約3か月の休み明けで迎えた19戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのリボン賞（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。
9月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。
11月6日、中7週で迎えた21戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。
6歳（2023年）
1月9日、中8週で迎えた22戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。
2023年1月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。
2月15日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、DASH福山駅前特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。
3月1日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた24戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、ウェルネス都市加古川特別（姫路ダート1500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。
3月15日、中1週で迎えた25戦目は、がんばれ!近畿の酪農応援賞（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイナズマテーラーに1馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。
4月4日、中2週で迎えた26戦目は、陽春特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。
4月26日、中2週で迎えた27戦目は、若葉特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい4着に敗れた。
7月7日、中9週で迎えた28戦目は、OBCラジオ大阪賞（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したトリニティノットに3/4馬身届かず2着となった。
7月28日、中2週で迎えた29戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、御堂筋特別（園田ダート1230m 曇/重）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のコウエイアンカに3馬身半の差をつけて制した。
8月24日、中3週で迎えた30戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1（園田ダート1230m 雨/良）に出走。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。
9月21日、中3週で迎えた31戦目は、長谷部駿弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。5頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。
2021年9月29日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。
7歳（2024年）
4月18日、約7か月の休養明けで迎えた32戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、若草特別（園田ダート1230m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。
5月10日、中2週で迎えた33戦目は、SKNフラッシュ8カップ（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は長谷部駿弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。