トリニティノット（2018年生、母ストロングヒロイン）

トリニティノット（2018年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のヒルノダムール（当時11歳）と交配したストロングヒロインが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はシンカンファーム。2021年の園田オータムトロフィー(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、シンカンファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

野田忍厩舎（西脇）へ入厩。

2歳（2020年）

10月14日、デビュー戦は中田貴士騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は429kg。5頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

12月23日、中9週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた2戦目は、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中田貴士騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

3歳（2021年）

1月13日、中2週で迎えた3戦目は、3歳C2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中田貴士騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい3着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた4戦目は、3歳C2（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中田貴士騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ワンダーアウトローに交わされて2馬身差の2着となった。

2月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳C2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中田貴士騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のゲンキセーラに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月4日、中2週で迎えた6戦目は、3歳C1二（姫路ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で中田貴士騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた7戦目は、3歳C1（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中田貴士騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったエムティモナに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月8日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C1一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中田貴士騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で中田貴士騎手（8戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセブリンダイバーに8馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

5月19日、中3週で迎えた10戦目は、3歳B（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で中田貴士騎手（9戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったブリリアドロに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

6月18日、中3週で迎えた11戦目は、3歳B C1（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で中田貴士騎手（10戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたインプルーヴ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月28日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で中田貴士騎手（11戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のチョウソダネーに1馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

8月12日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のクリスタル賞（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で中田貴士騎手（12戦3勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の園田オータムトロフィー（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で中田貴士騎手（13戦3勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエイシンビッグボスを3/4馬身捉え切れず2着となった。

9月30日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で中田貴士騎手（14戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったビーザベストにねじ伏せられて9馬身差の2着となった。

10月13日、中1週で迎えた16戦目は、姫路さぎ草特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で中田貴士騎手（15戦3勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上C1（園田ダート1870m 曇/重）に出走。鞍上は17戦連続で中田貴士騎手（16戦3勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で中田貴士騎手（17戦3勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るペルチャンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月21日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で中田貴士騎手（18戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のプッシュユアセルフを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

4歳（2022年）

1月14日、中2週で迎えた20戦目は、DASH観音寺開設7周年記念（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で中田貴士騎手（19戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた21戦目は、ひょうごの穂々笑実特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で中田貴士騎手（20戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るファイナルコールを凄まじい末脚で半馬身差し切って6勝目をマークした。

3月1日、中4週で迎えた22戦目は、弥生特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は22戦連続で中田貴士騎手（21戦6勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたサンライズシップ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3月24日、中2週で迎えた23戦目は、春陽特別（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は23戦連続で中田貴士騎手（22戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のハギノアグレッシブに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

4月20日、中3週で迎えた24戦目は、若草特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は24戦連続で中田貴士騎手（23戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた25戦目は、薫風特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は25戦連続で中田貴士騎手（24戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るペルチャンを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って8勝目をつかんだ。

6月9日、中2週で迎えた26戦目は、マーガレット賞（園田ダート1230m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は26戦連続で中田貴士騎手（25戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた27戦目は、盛夏特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は27戦連続で中田貴士騎手（26戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたデンコウブレイブ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月11日、中4週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の園田サマースプリント（園田ダート1230m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は28戦連続で中田貴士騎手（27戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月8日、約4か月の休養明けで迎えた29戦目は、3歳以上A2 B1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は29戦連続で中田貴士騎手（28戦8勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず3着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた30戦目は、A2B1 3歳以上特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は30戦連続で中田貴士騎手（29戦8勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、エイシンツーリングにハナ差交わされて2着に甘んじた。

5歳（2023年）

1月12日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は31戦連続で中田貴士騎手（30戦8勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るパーを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて9勝目を掴み取った。

2月8日、中3週で迎えた32戦目は、夢前川特別（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は32戦連続で中田貴士騎手（31戦9勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

3月15日、中4週で迎えた33戦目は、がんばれ!近畿の酪農応援賞（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は33戦連続で中田貴士騎手（32戦9勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた34戦目は、穀雨特別（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は34戦連続で中田貴士騎手（33戦9勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はエイシンツーリングと並んで2着同着となった。

5月3日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上A2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は35戦連続で中田貴士騎手（34戦9勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のディスケガウデーレを3/4馬身振り切って10勝目を達成した。

6月16日、中5週で迎えた36戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、夏至特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

7月7日、中2週で迎えた37戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、OBCラジオ大阪賞（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のクリノイコライザーを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

7月28日、中2週で迎えた38戦目は、御堂筋特別（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた39戦目は、3歳以上A1（園田ダート1230m 雨/良）に出走。鞍上は中田貴士騎手（35戦10勝）。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のニネンビーグミに1馬身1/4の差をつけて勝利数を12に伸ばす

9月21日、中3週で迎えた40戦目は、3歳以上A1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中田貴士騎手（36戦11勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた41戦目は、兵庫ゴールドカップ（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中田貴士騎手（37戦11勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた42戦目は、3歳以上A1 A2（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中田貴士騎手（38戦11勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き3着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた43戦目は、水曜競馬ランドBAOOへゴー!放送中!記念（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中田貴士騎手（39戦11勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。