リアルビクトリ（1986年生、母ダイナリリー）

経歴

デビュー前

矢野進厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

9月18日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のユウミリオンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月23日、中4週で迎えた2戦目は、3歳400万下のきんもくせい特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のドウカンホープをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

11月13日、中2週で迎えた3戦目は、2歳G2の京成杯3歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

3歳（1989年）

2月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（中山芝1600m 外回り晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

3月26日、中3週で迎えた5戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦2勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、4着に入り込んだ。

4月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/不良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で蛯名正義騎手（5戦2勝）。20頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では見せ場なく17着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた7戦目は、3歳G2のNHK杯（東京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で蛯名正義騎手（6戦2勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー4歳ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で蛯名正義騎手（7戦2勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた9戦目は、横田吉光騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下のローズマリーステークス（新潟芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

10月8日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上900万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（8戦2勝）。6頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。