ピンクラガー（1987年生、母タニノリユウ）

ピンクラガー（1987年4月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサンシャインボーイ（当時13歳）と交配したタニノリユウが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は三木田牧場。戦績は、中央平地25戦1勝2着3回、地方4戦3勝。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

近藤襄厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（1989年）

10月24日、デビュー戦は中川雅之騎手を鞍上に据えて、3歳（金沢ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のレオチアキに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月4日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のサカエグローリーに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月12日、連闘で迎えた3戦目は、3歳（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦2勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（3戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のイチヨシタイフーに3/4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3歳（1990年）

1月13日、中6週で迎えた5戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定4歳500万下の寒桜賞（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したポットウオーマーにハナ差届かず2着となった。

2月17日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡潤一郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた8戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下の初雛賞（阪神芝1600m 雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた9戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1700m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた10戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝1400m 雨/稍重）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

7月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は岡潤一郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ルバイヤートに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

7月29日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月8日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡潤一郎騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

10月6日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡潤一郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったハワイアンプレスに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月20日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡潤一郎騎手（7戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと末脚を伸ばして、最後は2着のマチカネヒサカタに1馬身半の差をつけて制した。

11月10日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡潤一郎騎手（8戦1勝）。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡潤一郎騎手（9戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた18戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

4歳（1991年）

7月6日、約7か月の休み明けで迎えた19戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

10月27日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は岡潤一郎騎手（10戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

11月24日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は清水英次騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

11月30日、連闘で迎えた22戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岡潤一郎騎手（11戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月22日、連闘で迎えた24戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

5歳（1992年）

1月19日、中3週で迎えた25戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

2月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岡潤一郎騎手（12戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（13戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月7日、中1週で迎えた28戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡潤一郎騎手（14戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた29戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。