ヤゲン（2010年生、母バイオレットクイル）

Yagen

2010.03.30

ヤゲン（2010年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックホーク（当時16歳）と交配したバイオレットクイルが11歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は宝寄山 忠則。戦績は、地方7戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、宝寄山忠則から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、東京都馬主会によって367.5万円で落札された。

三坂盛雄厩舎（小林）へ入厩。

3歳（2013年）

6月25日、デビュー戦は町田直希騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は488kg。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したハナイリスを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月29日、中4週で迎えた2戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のタカオホースをハナ差振り切って初白星を挙げた。

11月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた3戦目は、3歳戦の代官山賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

12月29日、中4週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

4歳（2014年）

1月23日、中3週で迎えた6戦目は、一般C3四五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったクライムフォンテンに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

2月6日、中1週で迎えた7戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミリオネアワルツを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って2勝目を奪取した。