デュアルボーイ（2004年生、母イヴニングシェイド）

デュアルボーイ（2004年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「対決＋少年」。毛色は鹿毛。種牡馬のデヒア（当時13歳）と交配したイヴニングシェイドが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）渕瀬ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、中央障害1戦0勝、地方31戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2009年の一般C2。

経歴

デビュー前

当歳のとき、渕瀬ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、小林良行によって1,732.5万円で落札された。

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

2月24日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入った。

3月17日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

6月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月26日、中4週で迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

11月29日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般B9（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

12月13日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた10戦目は、一般B10（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4歳（2008年）

1月1日、中2週で迎えた11戦目は、楽天競馬杯（笠松ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

1月10日、連闘で迎えた12戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月13日、中4週で迎えた13戦目は、愛 L’ove 笠松けいば（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は向山牧騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

2月29日、中1週で迎えた14戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた15戦目は、一般C5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したメジロケインに3/4馬身届かず2着となった。

3月21日、連闘で迎えた16戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

4月2日、中1週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた17戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた18戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた19戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（8戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた20戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（9戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

6月12日、中1週で迎えた21戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（10戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったブルージュエルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月11日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた22戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（11戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた23戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（12戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた24戦目は、高賀の森水杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（13戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた25戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C6b（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月24日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

5歳（2009年）

4月9日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた27戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（14戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた28戦目は、祝!和真君初節句記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（15戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したウイントゥルースにアタマ差届かず2着となった。

5月14日、中1週で迎えた29戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（16戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るハクシンパピヨンを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月28日、中1週で迎えた30戦目は、飛騨川特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（17戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた31戦目は、一般C7（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（18戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、伸びてきたメイショウハヤテ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月26日、中1週で迎えた32戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（19戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のナリタラベンダーに2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月24日、中3週で迎えた33戦目は、飛水峡特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（20戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

8月21日、中3週で迎えた34戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（21戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた35戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で向山牧騎手（22戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた36戦目は、一般B9 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で向山牧騎手（23戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったファンタジーオペラに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月7日、中1週で迎えた37戦目は、一般C3（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で向山牧騎手（24戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた38戦目は、一般C2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で向山牧騎手（25戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るサイキョウケンザンを豪脚で3/4馬身差し切って3勝目を収める

11月12日、中1週で迎えた39戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、せせらぎ特別（笠松ダート1800m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

6歳（2010年）

4月24日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた40戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。