ウイントゥルース（2005年生、母テイタニアビコー）

ウイントゥルース（2005年4月18日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋真実」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時13歳）と交配したテイタニアビコーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方40戦9勝2着5回。主な勝ち鞍は2009年の一般B11。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額2,200万円（5.5万×400口）で一口馬主が募集された。

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

6月28日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた3戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず13着に終わった。

9月14日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では見せ場なく18着に終わった。

10月24日、中5週で迎えた5戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

11月3日、中0週で迎えた6戦目は、一般C33（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた7戦目は、一般C25（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた8戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったフィデリオに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月9日、連闘で迎えた9戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉地学騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドバルザックを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

12月18日、連闘で迎えた10戦目は、一般C29（名古屋ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で倉地学騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた11戦目は、さざんか特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で倉地学騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

4歳（2009年）

1月13日、中1週で迎えた12戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で倉地学騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

1月20日、連闘で迎えた13戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で倉地学騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したベジータに半馬身届かず2着に敗北した。

1月27日、連闘で迎えた14戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で倉地学騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた15戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C25（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアグネスカラフルに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月16日、連闘で迎えた16戦目は、一般C24（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（10戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

2月24日、連闘で迎えた17戦目は、桃花特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（11戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

3月3日、連闘で迎えた18戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（12戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

3月9日、連闘で迎えた19戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスズカワイルドを強烈な末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を奪取した。

3月18日、連闘で迎えた20戦目は、一般C17（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（13戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るアニキを強烈な末脚で半馬身差し切って4勝目を獲得した。

3月27日、連闘で迎えた21戦目は、一般C11（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（14戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

4月22日、中3週で迎えた22戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（15戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るキセキノカチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月29日、連闘で迎えた23戦目は、祝!和真君初節句記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（16戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のデュアルボーイをアタマ差振り切ってファンの期待に応えた。

5月7日、連闘で迎えた24戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で倉地学騎手（17戦4勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月15日、連闘で迎えた25戦目は、夏木立特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉地学騎手（18戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

5月22日、連闘で迎えた26戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で倉地学騎手（19戦4勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた27戦目は、一般C5（名古屋ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で倉地学騎手（20戦4勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた28戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で倉地学騎手（21戦4勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた29戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で倉地学騎手（22戦4勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月24日、中1週で迎えた30戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で倉地学騎手（23戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月13日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、蒼太君1歳おめでとう記念（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で倉地学騎手（24戦4勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた32戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で倉地学騎手（25戦4勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

9月3日、連闘で迎えた33戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で倉地学騎手（26戦4勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

9月11日、連闘で迎えた34戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で倉地学騎手（27戦4勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月18日、連闘で迎えた35戦目は、早めの☆さとP誕生日おめでと☆（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で倉地学騎手（28戦4勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったマッキーサマンサに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月2日、中1週で迎えた36戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は17戦連続で倉地学騎手（29戦4勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のウィークタテヤマをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

10月16日、中1週で迎えた37戦目は、一般B12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で倉地学騎手（30戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月23日、連闘で迎えた38戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般B11（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のウィークタテヤマに2馬身半の差をつけて8勝目を獲得した。

10月29日、連闘で迎えた39戦目は、一般B8 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（31戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のサンマルマジックを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

11月4日、連闘で迎えた40戦目は、紅葉特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（32戦6勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた41戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したナルセヒカリに半馬身届かず2着に敗北した。

12月2日、中1週で迎えた42戦目は、晩秋特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（33戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月9日、連闘で迎えた43戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（34戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったエーシンドゥーエーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5歳（2010年）

1月27日、中6週で迎えた44戦目は、立春特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（35戦6勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。