シンボリモーガン（2000年生、母スイートクリスティ）

シンボリモーガン（2000年3月4日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋山名（加）」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスホール（当時14歳）と交配したスイートクリスティが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地32戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の奥只見特別(500万下)。

経歴

デビュー前

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

10月13日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月26日、中1週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（中山芝2000m 雨/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のマルターズカイザーに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2003年）

4月27日、約6か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

4歳（2004年）

6月13日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

9月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての5番人気で大外17番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

10月3日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中山芝2500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

11月21日、中3週で迎えた9戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったトウショウナイトに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月12日、中2週で迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

5歳（2005年）

1月30日、中6週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

3月27日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るユーワマトリックスを自慢の末脚でクビ差だけ差し切って久しぶりに白星を挙げた。

4月24日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったトウカイチャンスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6歳（2006年）

5月28日、約13か月半の休み明けで迎えた15戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2000m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた16戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の開成山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月12日、中6週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/重）に出走。鞍上は塚田祥雄騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

10月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上500万下の奥只見特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚田祥雄騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサントニービンを半馬身振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

7歳（2007年）

4月22日、約6か月の休養明けで迎えた19戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の奥の細道特別（福島芝2600m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

6月23日、中8週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信夫山特別（福島芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の松島特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

11月3日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の磐梯山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の栗子特別（福島芝2000m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したコスモスペシャリーにクビ差届かず2着に惜敗した。

12月23日、中4週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の名古屋日刊スポーツ杯（中京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

8歳（2008年）

2月4日、中5週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の箱根特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の調布特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で津村明秀騎手（6戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

3月1日、連闘で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で津村明秀騎手（7戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

4月19日、中6週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の奥の細道特別（福島芝2600m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で津村明秀騎手（8戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

6月28日、中9週で迎えた29戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信夫山特別（福島芝2600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着を確保した。

7月12日、中1週で迎えた30戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の松島特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

7月27日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の松前特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（9戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた32戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の五稜郭特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。