ミハタマイバッハ（2003年生、母ミズサワスキヤネン）

ミハタマイバッハ（2003年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時9歳）と交配したミズサワスキヤネンが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は坂本健一。戦績は、地方36戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年のフロイデ賞(一般B3二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂本健一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

赤嶺本浩厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2006年）

3月3日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は492kg。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、タフなペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では不屈のガッツで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のヒロヤスハリケーンに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月19日、中1週で迎えた2戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず3着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のベルモントソリッドを半馬身振り切って2勝目を挙げた。

5月9日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦のひなげし特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦のシャクヤク特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のマーガレット特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月30日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦のルピナス特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

7月30日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦のやまゆり特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったナイキハーラーワンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月15日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のマリーゴールド特別（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（7戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた10戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のグラジオラス特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のリボンキッスに4馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

9月17日、中2週で迎えた11戦目は、爽秋特別（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（8戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた12戦目は、みずがめ座特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（9戦1勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

4歳（2007年）

3月27日、約6か月の休養明けで迎えた13戦目は、赤嶺亮騎手を鞍上に迎えて、六分儀座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

4月20日、中2週で迎えた14戦目は、こぐま座特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤嶺亮騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

5月8日、中2週で迎えた15戦目は、飛鳥山特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で赤嶺亮騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた16戦目は、板橋区特別（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で赤嶺亮騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマルマツジェットを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

6月28日、中4週で迎えた17戦目は、ほうき星賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で赤嶺亮騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた18戦目は、アルタイル賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で赤嶺亮騎手（5戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた19戦目は、一般B3四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で赤嶺亮騎手（6戦1勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ペリーに交わされて1馬身差の2着となった。

9月7日、中4週で迎えた20戦目は、サファイア賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で赤嶺亮騎手（7戦1勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したダンディシャークを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

9月30日、中2週で迎えた21戦目は、ドラマティックナイト賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で赤嶺亮騎手（8戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

11月1日、中4週で迎えた22戦目は、初冬賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で赤嶺亮騎手（9戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた23戦目は、イーバンク銀行×TCK賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で赤嶺亮騎手（10戦1勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた24戦目は、仲冬賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で赤嶺亮騎手（11戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

12月30日、中2週で迎えた25戦目は、フロイデ賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で赤嶺亮騎手（12戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のプレイズアストームをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

5歳（2008年）

1月14日、中1週で迎えた26戦目は、エフエルシー盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で赤嶺亮騎手（13戦2勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

5月28日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた27戦目は、立花伸騎手を鞍上に迎えて、新緑特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた28戦目は、パール賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は赤嶺亮騎手（14戦2勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた29戦目は、スタールビー賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤嶺亮騎手（15戦2勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた30戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤嶺亮騎手（16戦2勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

8月5日、連闘で迎えた31戦目は、くろうま賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤嶺亮騎手（17戦2勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

9月5日、中3週で迎えた32戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、サファイア賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた33戦目は、レミニス賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（10戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた34戦目は、ドラマティックナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた35戦目は、オクトーバー賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったマケテタマルカにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2009年）

4月22日、約6か月の休養明けで迎えた36戦目は、ダイヤモンド賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は赤嶺亮騎手（18戦2勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいいところがなく13着に終わった。