ローズベリル（2015年生、母モルガナイト）

ローズベリル（2015年1月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「モルガナイトの別名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時14歳）と交配したモルガナイトが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額3,600万円（90万×40口）で一口馬主が募集された。

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

7月2日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

3歳（2018年）

7月29日、約13か月の休み明けで迎えた2戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスパニッシュフライを上がり1位タイの末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

9月17日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったスズカスマートにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月28日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で川又賢治騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川又賢治騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

4歳（2019年）

2月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

2月24日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、メイショウササユリに半馬身交わされて2着に敗北した。

5歳（2020年）

2月8日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月12日、中8週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

7月19日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

10月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のフームスムートに1馬身3/4の差をつけて久々に勝利を挙げた。

12月5日、中7週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの浜名湖特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

6歳（2021年）

1月16日、中5週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの響灘特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの平尾台特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったニーズヘッグに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

2021年2月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。