アナベル（2019年生、母ストームツイスター）

アナベル（2019年4月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「『愛すべき』の意味を持つ人名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時7歳）と交配したストームツイスターが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤原牧場。主な勝ち鞍は2022年のC20組(一般C20)。

経歴

デビュー前

今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

1月30日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

4月24日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

7月23日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

8月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

2022年8月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月6日、中7週で迎えた5戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、佑紀さん&あーたん祝結婚記念杯（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったハニーズスマイルに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月1日、中3週で迎えた6戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて5着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた7戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた8戦目は、ユーチューバー馬めがね感謝記念（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサンマルカーラに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

12月27日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、C20組（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のプラウドリネージュに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2023年）

1月11日、中1週で迎えた10戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、松竹梅特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた11戦目は、第22周年結婚記念杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサクラトップビップを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

2月8日、中1週で迎えた12戦目は、草萌賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた13戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（4戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキョウエイアップに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

5月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、かがり火特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったグレースミューズに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

5月26日、中1週で迎えた15戦目は、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた17戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で大原浩司騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた18戦目は、VAMOLA!田中緒羽生誕祭（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大原浩司騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた19戦目は、C級セレクション（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大原浩司騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた20戦目は、富士見台高原賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大原浩司騎手（6戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったシャローナに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月29日、中3週で迎えた21戦目は、C級セレクション（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

10月11日、中1週で迎えた22戦目は、長江慶悟騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド笠松第1戦（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月26日、中1週で迎えた23戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったショウナンハルカゼに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5歳（2024年）

2月23日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、なーちゃん誕生日おめでとう記念（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（6戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた25戦目は、C級セレクション（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、テーオーライラに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月5日、中1週で迎えた26戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（7戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったツインレイに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月19日、中1週で迎えた27戦目は、C級セレクション（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（8戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。