グレースミューズ（2019年生、母フォーマルアプローバル）

グレースミューズ（2019年2月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「優雅+詩と音楽の女神(ギリシャ神話)」。毛色は鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時18歳）と交配したフォーマルアプローバルが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川島牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、川島牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、YUKIDENDOによって462万円で落札された。

清水英克厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月17日、デビュー戦は藤田菜七子騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた2戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

9月5日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。17頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた4戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（2戦0勝）。17頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

3歳（2022年）

1月29日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林脩斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

4月9日、中5週で迎えた8戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4月16日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

5月31日、中5週で迎えた10戦目は、田中洸多騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた11戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイドゥーテーラーに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月28日、中1週で迎えた12戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したウインプロヴァンスにアタマ差届かず2着に甘んじた。

7月13日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の好きです笠松競馬（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったラパンドネージュに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月12日、中3週で迎えた14戦目は、3歳戦の笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、インテンシティに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月25日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺竜也騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったヨーコマイラヴに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月21日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦のレイテン准教授お誕生日記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた18戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したキアナフリューゲルに半馬身届かず2着に敗北した。

10月20日、中1週で迎えた19戦目は、C級セレクション（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったシャドウヴェールに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月2日、中1週で迎えた20戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（7戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るユーセイブラッキーを豪脚でアタマ差だけ差し切って断然の支持に応えた。

12月2日、中3週で迎えた21戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、雪待月特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた22戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るランディスを鮮烈な末脚でハナ差だけ差し切って3勝目を獲得した。

12月30日、中1週で迎えた23戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、オッズパーク杯（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

4歳（2023年）

1月12日、中1週で迎えた24戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、初春賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

4月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた25戦目は、保園翔也騎手を鞍上に迎えて、2年連続2回目連携事業実施記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のキョウエイアップに5馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

5月12日、中1週で迎えた26戦目は、かがり火特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で保園翔也騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアナベルに5馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

5月24日、中1週で迎えた27戦目は、板取川特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた28戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったグランフォロミーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

7月4日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、牝馬限定戦の女郎花月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた30戦目は、クチナシ特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた31戦目は、露時雨特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（9戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったキャットリングに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

8月31日、中3週で迎えた32戦目は、夏果賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（10戦2勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず3着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた33戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、鍋平高原特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアヤに1馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。

9月29日、中1週で迎えた34戦目は、十月桜特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（11戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた35戦目は、トゥインクルファンファーレ賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（12戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた36戦目は、秋の夕特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

5歳（2024年）

1月3日、中9週で迎えた37戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、毘沙門天賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた38戦目は、牝馬限定戦のワッフル賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

3月14日、中5週で迎えた39戦目は、2024川崎ジョッキーズカップ第2戦（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた40戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、界雷賞（川崎ダート900m 晴/重）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた41戦目は、5月1日はさいたま市民の日賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。