グランフォロミー（2018年生、母グランドバリュー）

グランフォロミー（2018年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のストロングリターン（当時12歳）と交配したグランドバリューが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中田英樹。2021年の東北優駿（岩手ダービー）(M1)で2着に入った他、2021年の東北優駿（岩手ダービー）(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2020年）

6月4日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったノボミラクルに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

6月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のラッキーラックに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月19日、中6週で迎えた4戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ4（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦1勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

10月14日、中7週で迎えた5戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのローズクォーツ特別（門別ダート1500m 内回り曇/重）に出走。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた6戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の知床賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

12月14日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、2歳地方重賞の寒菊賞（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったリュウノシンゲンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3歳（2021年）

1月2日、中2週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の金杯（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったリュウノシンゲンをアタマ差捉え切れず2着に甘んじた。

4月4日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、3歳地方重賞のスプリングカップ（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木祐騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月2日、中3週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のダイヤモンドカップ（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木祐騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

6月13日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、3歳地方重賞の東北優駿（岩手ダービー）（水沢ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木祐騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したリュウノシンゲンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

7月13日、中3週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞のやまびこ賞（盛岡ダート1800m 雨/不良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で鈴木祐騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

8月18日、中4週で迎えた13戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木祐騎手（7戦0勝）。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の不来方賞（盛岡ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で鈴木祐騎手（8戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた15戦目は、3歳M3のサファイア賞（盛岡芝2400m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は10戦連続で鈴木祐騎手（9戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた16戦目は、紅葉特別（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で鈴木祐騎手（10戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着を確保した。

11月8日、中1週で迎えた17戦目は、霜月特別（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で鈴木祐騎手（11戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた18戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の北上川大賞典（盛岡ダート2500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた19戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、M2のトウケイニセイ記念（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

デビュー前

田口輝彦厩舎（笠松）へ入厩。

12月29日、デビュー戦は深澤杏花騎手を鞍上に据えて、3歳オープンの岐阜新聞・岐阜放送杯（笠松ダート1900m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。7頭立ての3番ゲートからスタート。出走取消となった。

4歳（2022年）

4月29日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、スノーフレーク賞（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた21戦目は、屋形船賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい3着に敗れた。

6月14日、中4週で迎えた22戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、多良峡賞（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

8月16日、中8週で馬体重を前走から25kg減らして迎えた23戦目は、納涼特別（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（12戦0勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

デビュー前

齋藤雄一厩舎（岩手）へ入厩。

12月25日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から38kg戻して迎えた24戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るソリダスターを目の覚めるような末脚でハナ差だけ差し切って1番人気に応えた。

5歳（2023年）

1月27日、中4週で迎えた25戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般B9 C3（笠松ダート1400m 雪/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカルチェリノイオリを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

2月6日、中0週で迎えた26戦目は、雪割草賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた27戦目は、一般B6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、伸びてきたサクラトップグッド決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3月8日、中1週で迎えた28戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般B6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた29戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた30戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月14日、連闘で迎えた31戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた32戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B4（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた33戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた34戦目は、フクロモモンガ販売跳丸記念（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、セルクルクルミに3/4馬身交わされて2着となった。

6月8日、中1週で迎えた35戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のグレースミューズに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月20日、中1週で迎えた36戦目は、サマーアタック（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったヒナアラレに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月6日、中1週で迎えた37戦目は、一般A5（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（6戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた38戦目は、月下美人特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた39戦目は、袖時雨特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、コパノフレディーに交わされて2馬身半差の2着となった。

2021年12月30日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

6歳（2024年）

3月5日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から46kg増やして迎えた40戦目は、みこち生誕祭記念杯（笠松ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（6戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヴァリオブキングズをクビ差振り切って下馬評通りの実力を証明した。

3月22日、中1週で迎えた41戦目は、スプリングアタック（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったホヲユイットウにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

4月3日、中1週で迎えた42戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で藤原幹生騎手（8戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。