カルチェリノイオリ（2019年生、母キアラ）

カルチェリノイオリ（2019年2月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「アッシジにある瞑想場。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴァンセンヌ（当時10歳）と交配したキアラが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2023年の一般B7。

経歴

デビュー前

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

8月21日、デビュー戦は山田敬士騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったウォーターナビレラに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

9月5日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

11月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた4戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

3歳（2022年）

1月22日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

2月6日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた7戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/重）に出走。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に敗れた。

2月27日、連闘で迎えた8戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

3月27日、中3週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた10戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

7月9日、中7週で迎えた12戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に敗れた。

8月28日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は山田敬士騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

2022年9月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月5日、中4週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた14戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、一般B5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた15戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

12月2日、中5週で迎えた16戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、ヤマチョウヴォイスに交わされて6馬身差の2着となった。

12月15日、中1週で迎えた17戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大原浩司騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスピアヘッドに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

12月27日、中1週で迎えた18戦目は、B4組（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大原浩司騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

4歳（2023年）

1月27日、中3週で迎えた19戦目は、一般B9 C3（笠松ダート1400m 雪/良）に出走。鞍上は6戦連続で大原浩司騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、グランフォロミーに交わされて2馬身半差の2着となった。

2月9日、中1週で迎えた20戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大原浩司騎手（6戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のドラゴステを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

3月6日、中3週で迎えた21戦目は、淡雪特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大原浩司騎手（7戦1勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったオニジオオタニにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

3月21日、中1週で迎えた22戦目は、ターフのカノジョ三原雫賞（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で大原浩司騎手（8戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月14日、中2週で迎えた23戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で大原浩司騎手（9戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた24戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で大原浩司騎手（10戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた25戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で大原浩司騎手（11戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。