スピアヘッド（2019年生、母チュウワプリンセス）

スピアヘッド（2019年2月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「先陣、先頭を務める人。父名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時13歳）と交配したチュウワプリンセスが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は前野牧場。主な勝ち鞍は2022年のイチョウ賞(一般C2)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、前野牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ユニオンオーナーズクラブによって1,836万円で落札された。

ユニオンオーナーズクラブにて総額2,600万円（5.2万×500口）で一口馬主が募集された。

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

11月6日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

3歳（2022年）

3月20日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/重）に出走。17頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、5着に入り込んだ。

5月8日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

6月26日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したオーシャンズヨリを差し切れず、1馬身差の2着となった。

7月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、勝ったマイネルオーサムにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

8月7日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝2400m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（6戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

11月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、東川慎騎手を鞍上に迎えて、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったバレルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中1週で迎えた11戦目は、イチョウ賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川慎騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサクラトップグッドに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月30日、中1週で迎えた12戦目は、ドウダンツツジ賞（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で東川慎騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた13戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川慎騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカルチェリノイオリに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2023年）

2月19日、中8週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（7戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

3月19日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（8戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた16戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

5月21日、中5週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（9戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

7月23日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（10戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

9月16日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（11戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

11月25日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝2400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

5歳（2024年）

3月3日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

2022年9月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。