マンノパワー（1984年生、母マサコサン）

Manno Power

1984.04.04

マンノパワー（1984年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンサーズイメージ（当時19歳）と交配したマサコサンが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）若林牧場。戦績は、中央平地8戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

武田作十郎厩舎（栗東）へ入厩。

4歳（1988年）

6月19日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、5歳以上400万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた2戦目は、4歳以上400万下の英彦山特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったライラックエースにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

7月30日、中1週で迎えた3戦目は、4歳以上400万下（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月7日、連闘で迎えた4戦目は、4歳以上400万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のオーゴンフレンドをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

8月28日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上400万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で河内洋騎手（4戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のエリモウイングに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

5歳（1989年）

4月30日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったミヤマストロングにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

6月4日、中4週で迎えた7戦目は、5歳以上400万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（5戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

6歳（1990年）

7月21日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず14着に敗れた。