ワシントンレガシー（2014年生、母フロールデセレッソ）

ワシントンレガシー（2014年5月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ワシントンの遺産」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時16歳）と交配したフロールデセレッソが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地14戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

8月21日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は446kg。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

11月20日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

3歳（2017年）

2月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

4月1日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立ち、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエンセラダスに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月13日、中5週で迎えた5戦目は、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月27日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったヘルディンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月16日、中2週で迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた9戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のシャンパンサーベルを半馬身振り切って2勝目を挙げた。

4歳（2018年）

1月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

4月8日、中9週で迎えた12戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

6月2日、中7週で迎えた13戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のモルゲンロートをクビ差振り切って3勝目を挙げた。

6月24日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の清里特別（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。