ヴィグルズマン（2018年生、母クレーンズラヴァー）

ヴィグルズマン（2018年3月11日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「力強く活力ある(音楽用語)」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時22歳）と交配したクレーンズラヴァーが12歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は本桐牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、本桐牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、梶本尚嗣によって891万円で落札された。

武井亮厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

9月21日、デビュー戦は泉谷楓真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は442kg。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

9月27日、連闘で迎えた2戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

3歳（2021年）

1月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

4月3日、中8週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた7戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたトーセンニック決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月30日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったキュムロンニンバスにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

6月20日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたグランデモナルカ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月26日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡巧也騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアポログランツを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月24日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく13着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

4歳（2022年）

1月8日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

3月3日、中7週で迎えた14戦目は、古岡勇樹騎手を鞍上に迎えて、マーチスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

4月23日、中6週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（5戦1勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

11月27日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（6戦1勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

5歳（2023年）

1月5日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では決め手が足りず16着に終わった。

2023年1月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

7月21日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg絞って迎えた19戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、サンダースライダー賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた20戦目は、オーガストダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1四五六（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は古岡勇樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた22戦目は、小林捺花騎手を鞍上に迎えて、剛勇賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた23戦目は、所蛍騎手を鞍上に迎えて、コスモス2200（船橋ダート2200m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた24戦目は、神尾香澄騎手を鞍上に迎えて、秋の空特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

10月27日、連闘で迎えた25戦目は、ホオジロ賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は所蛍騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた26戦目は、タレイア賞（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は神尾香澄騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

11月30日、中2週で迎えた27戦目は、アンスリウム2200（船橋ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は所蛍騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた28戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、馬い!熊本自然薯発売記念（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

6歳（2024年）

1月10日、中2週で迎えた29戦目は、水仙特別（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

1月18日、連闘で迎えた30戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、2023JockeysFestivalFinal2（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた31戦目は、クリソプレーズ2200（船橋ダート2200m 晴/重）に出走。鞍上は神尾香澄騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた32戦目は、早春賞（船橋ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は所蛍騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

3月11日、連闘で迎えた33戦目は、カラスミ賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で所蛍騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた34戦目は、エナギク特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で所蛍騎手（5戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

2022年3月10日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。