カンタベリーラヴ（2005年生、母エイダイアスワン）

カンタベリーラヴ（2005年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時10歳）と交配したエイダイアスワンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡穂別町、生産者は（有）ヤマイチ牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方40戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年のフレッシュチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヤマイチ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

田部和則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2007年）

6月20日、デビュー戦は伊藤千尋騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は418kg。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のバンブーエルトリに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月31日、中5週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤千尋騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのサマーチャレンジII（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤千尋騎手（2戦1勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

3歳（2008年）

2月4日、約6か月の休養明けで迎えた4戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

3月11日、中4週で迎えた5戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた7戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったツルマルライトオーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入った。

5月11日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエイワレディングに2馬身半の差をつけて2勝目をゲットした。

7月6日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の青葉城特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた12戦目は、はくちょう座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（6戦1勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

10月8日、中7週で迎えた14戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井忍騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のディーズキューティに7馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

10月26日、中2週で迎えた15戦目は、うさぎ座特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で酒井忍騎手（8戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

12月4日、中5週で迎えた16戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったイニシュモアに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月29日、中3週で迎えた17戦目は、グッドラック特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

4歳（2009年）

1月19日、中2週で迎えた18戦目は、ウェルカム2009賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた19戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のアオサギ賞（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた20戦目は、スプリングタイム特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（9戦2勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

6月5日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、江戸川区特別（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた22戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、綾瀬特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた23戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、ワッショイTOKYO夏ラリー賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月23日、中2週で迎えた24戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月14日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したサユリにクビ差届かず2着となった。

9月13日、中3週で迎えた26戦目は、うお座特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（10戦2勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた27戦目は、世田谷区特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（11戦2勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた28戦目は、渋谷区特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた29戦目は、時雨特別（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた30戦目は、冬野特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた31戦目は、ファイナルナイト賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

5歳（2010年）

1月21日、中2週で迎えた32戦目は、雪晴特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は勢いを失って14着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた33戦目は、立春特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（12戦2勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず14着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

5月31日、約3か月半の休養明けで迎えた35戦目は、一般C2三四（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（5戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた36戦目は、牝馬限定戦のジューンブライド特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（6戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた37戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（13戦2勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた39戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（14戦2勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

9月22日、中5週で迎えた40戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、北海道優駿の里安平町ララタウン特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた41戦目は、がんばれ!馬産地日高特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。