ロスコフ（2018年生、母ベルプラージュ）

ロスコフ（2018年2月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「美しい海があるフランスの港町。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時10歳）と交配したベルプラージュが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。2024年の小倉サマージャンプ(障害3歳以上オープン)に勝利した他、2024年の東京ジャンプステークス(障害3歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

7月11日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は478kg。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月20日、中9週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月20日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

3歳（2021年）

1月17日、中3週で迎えた4戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1900m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアレクサンドロスに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月14日、中3週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

7月11日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウィッチクラフトを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月25日、中7週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したリンガスウォリアーに3/4馬身届かず2着となった。

10月17日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は亀田温心騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったコンソレーションにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

10月30日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4歳（2022年）

1月10日、中9週で迎えた11戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のワカミヤクオーレに7馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

1月30日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

6月19日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの檜山特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの竜飛崎特別（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの大倉山特別（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月2日、中9週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したロードヴァレンチを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月30日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの鳥屋野特別（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

5歳（2023年）

1月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のブレイクフォースをクビ差振り切って3勝目を手中に収めた。

4月29日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、4歳以上3勝クラスの横浜ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

8月5日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、3歳以上3勝クラスの柳都ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

10月14日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のタイセイコマンドに3馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

11月4日、中2週で迎えた22戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったロードトゥフェイムからクビ差の2着に惜敗した。

6歳（2024年）

3月16日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で草野太郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月4日、中6週で迎えた24戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、勝ったヴァレッタカズマから半馬身差の2着に敗北した。

6月22日、中6週で迎えた25戦目は、東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/稍重）に出走。鞍上は草野太郎騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったジューンベロシティからクビ差の2着となった。

8月24日、中8週で迎えた26戦目は、小倉サマージャンプ（中京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（4戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のニューツーリズムに5馬身の差をつけてファンの期待に応えた。