ロングユニコーン（1991年生、母コルトニー）

ロングユニコーン（1991年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリフアーズスペシヤル（当時11歳）と交配したコルトニーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地24戦3勝2着1回、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は1994年の有明特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

小野幸治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

8月15日、デビュー戦は河北通騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 晴/重）に出走。馬体重は476kg。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のナリタブライアンに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

9月26日、中5週で迎えた2戦目は、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で河北通騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

10月31日、中4週で迎えた3戦目は、3歳500万下の黄菊賞（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

3歳（1994年）

5月14日、約6か月半の休み明けで迎えた4戦目は、4歳500万下のあやめ賞（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で河北通騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた5戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のこでまり賞（阪神芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下のあじさい賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は河北通騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下のえのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のパーティプラザを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

8月7日、中4週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は内山正博騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のガイドブックを半馬身振り切って制した。

8月28日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦でオープンの北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

9月17日、中2週で迎えた10戦目は、飛騨ステークス（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたガイドブック決め手に屈してアタマ差の2着となった。

10月2日、中1週で迎えた11戦目は、G3のセントウルステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は河北通騎手（6戦2勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

11月13日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、ハンデ戦の高雄ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河北通騎手（7戦2勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた13戦目は、P.エデリー騎手を鞍上に迎えて、’94ゴールデンスパートロフィー（阪神芝1400m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に終わった。

4歳（1995年）

4月8日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦の淀屋橋ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は河北通騎手（8戦2勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた15戦目は、高瀬川ステークス（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で河北通騎手（9戦2勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

5月7日、連闘で迎えた16戦目は、ハンデ戦の朱雀ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で河北通騎手（10戦2勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた17戦目は、垂水ステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で河北通騎手（11戦2勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた18戦目は、水無月ステークス（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で河北通騎手（12戦2勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた19戦目は、関ケ原ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で河北通騎手（13戦2勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

7月22日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の九州スポーツ新聞杯（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は内山正博騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（5戦1勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

9月2日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（6戦1勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の桃山特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内山正博騎手（7戦1勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の保津峡特別（京都芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で内山正博騎手（8戦1勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

5歳（1996年）

9月22日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた26戦目は、笠田敏勝騎手を鞍上に迎えて、英彦山賞（中津ダート1760m 雨/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた27戦目は、みすみ特別（中津ダート1760m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笠田敏勝騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月7日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、一般B（中津ダート1620m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で笠田敏勝騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のプラネットローマンに2馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

6歳（1997年）

1月4日、中3週で迎えた29戦目は、一般B（中津ダート1620m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で笠田敏勝騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。