プラネットローマン（1988年生、母レディーシラオキ）

プラネットローマン（1988年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時16歳）と交配したレディーシラオキが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着3回、地方29戦10勝2着4回。主な勝ち鞍は1991年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

2月23日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したサタデーナイトに3/4馬身届かず2着に敗北した。

3月9日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中京ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったユウキスペリオに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月5日、中7週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマンジュデンムテキを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

6月1日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のオークハマーに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月30日、中3週で迎えた5戦目は、4歳500万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

12月14日、約5か月半の休み明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

4歳（1992年）

1月5日、中2週で迎えた7戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

2月1日、中3週で迎えた8戦目は、小谷祐司騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

7月4日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の由布院特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡冨俊一騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

5歳（1993年）

1月30日、約6か月の休養明けで迎えた12戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

2月13日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

2月27日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた14戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

3月20日、連闘で迎えた16戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

4月25日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

11月27日、約7か月の休み明けで馬体重を前走からさらに24kg増やして迎えた18戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた19戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

12月26日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

6歳（1994年）

1月16日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

5月23日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、山田保騎手を鞍上に迎えて、一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドグランパスに1馬身半の差をつけて休み明け初戦を制した。

7月10日、中6週で迎えた23戦目は、矢野久美騎手を鞍上に迎えて、やまなみ賞（中津ダート1620m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のミヤノコマンドに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月24日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は山田保騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったエルミタージュから1馬身差の2着に敗北した。

8月6日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は矢野久美騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のキングスフェローに7馬身の差をつけて4勝目をマークした。

8月15日、連闘で迎えた26戦目は、ひまわり特別（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野久美騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のサウスオーに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月23日、中5週で迎えた27戦目は、秋分特別（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野久美騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のナリタニュートップに2馬身の差をつけて6勝目を奪取した。

10月15日、中2週で迎えた28戦目は、大分県馬主会長賞特別（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野久美騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のナリタニュートップに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月29日、中1週で迎えた29戦目は、一般B（中津ダート1620m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野久美騎手（5戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月10日、中5週で迎えた30戦目は、高砂哲二騎手を鞍上に迎えて、一般B（中津ダート1620m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったザオウジョオーからアタマ差の2着に甘んじた。

12月24日、中1週で迎えた31戦目は、大分県馬主会長賞特別（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高砂哲二騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のヒンドコールに2馬身半の差をつけて8勝目を奪取した。

7歳（1995年）

4月22日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、一般B（中津ダート1620m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた33戦目は、奥下一月騎手を鞍上に迎えて、一般B（中津ダート1620m 曇/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のミリオンダイレクトに5馬身の差をつけて9勝目を挙げた。

6月3日、中3週で迎えた34戦目は、一般B（中津ダート1620m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で奥下一月騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月15日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、一般B（中津ダート1620m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で奥下一月騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のシンボリノーブルに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月31日、中1週で迎えた36戦目は、サマーカップ（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で奥下一月騎手（3戦2勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた37戦目は、一般B（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で奥下一月騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のシンボリノーブルに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月4日、中2週で迎えた38戦目は、セプテンバー特別（中津ダート1760m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で奥下一月騎手（5戦3勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8歳（1996年）

7月8日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた39戦目は、櫻木英喜騎手を鞍上に迎えて、八面山賞（中津ダート1760m 雨/不良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月17日、中5週で迎えた40戦目は、小田部和磨騎手を鞍上に迎えて、一般B（中津ダート1760m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた41戦目は、小林秀昭騎手を鞍上に迎えて、セプテンバー特別（中津ダート1760m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた42戦目は、八面山賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林秀昭騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた43戦目は、英彦山賞（中津ダート1760m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林秀昭騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた44戦目は、一般C1（中津ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は矢野久美騎手（6戦5勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったオントップフライトから2馬身半差の2着となった。

12月7日、中4週で迎えた45戦目は、一般B（中津ダート1620m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野久美騎手（7戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったロングユニコーンから2馬身半差の2着に敗北した。

12月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた46戦目は、一般B（中津ダート1620m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野久美騎手（8戦5勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

9歳（1997年）

1月4日、中1週で迎えた47戦目は、一般B（中津ダート1620m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野久美騎手（9戦5勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

1月25日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた48戦目は、吉田正寿騎手を鞍上に迎えて、一般B（中津ダート1620m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月2日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた49戦目は、一般C1（中津ダート1300m 雪/稍重）に出走。鞍上は矢野久美騎手（10戦5勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月8日、連闘で迎えた50戦目は、一般C1（中津ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野久美騎手（11戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。