ナリタニュートップ（1990年生、母ミスルイーズ）

ナリタニュートップ（1990年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のゴライタス（当時10歳）と交配したミスルイーズが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）細道牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方32戦13勝2着7回。主な勝ち鞍は1994年の大分県馬主会長賞特別(C1)。

経歴

デビュー前

中尾謙太郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

4月17日、デビュー戦は久保田英敬騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた2戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

6月27日、中6週で迎えた3戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた5戦目は、樋口弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

9月20日、中7週で迎えた6戦目は、笠田敏勝騎手を鞍上に迎えて、一般C（中津ダート1180m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のホウエイパレスに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月2日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笠田敏勝騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月11日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2（中津ダート1180m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笠田敏勝騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のホウエイパレスに4馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

11月22日、中5週で迎えた9戦目は、高砂哲二騎手を鞍上に迎えて、一般C2（中津ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のイブキノイナズマに4馬身の差をつけて制した。

11月29日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高砂哲二騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月12日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高砂哲二騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のファストミックに1馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

12月19日、連闘で馬体重を前走から6kg戻して迎えた12戦目は、一般C2（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高砂哲二騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のダイショーラッキーに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（1994年）

1月3日、中1週で迎えた13戦目は、初夢特別（中津ダート1620m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高砂哲二騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高砂哲二騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のグラッチェナムラに1馬身半の差をつけて6勝目をつかんだ。

1月24日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で高砂哲二騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のグラッチェナムラをクビ差制して7勝目をマークした。

1月31日、連闘で迎えた16戦目は、一般C1（中津ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で高砂哲二騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のゴッドアポロンに2馬身半の差をつけて8勝目をつかんだ。

2月5日、連闘で迎えた17戦目は、一般C1（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は笠田敏勝騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のカシワズファイターに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月28日、中2週で迎えた18戦目は、矢野久美騎手を鞍上に迎えて、一般C1（中津ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月7日、連闘で迎えた19戦目は、一般C1（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は笠田敏勝騎手（4戦3勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったエリモノーザリーからハナ差の2着に惜敗した。

3月13日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で笠田敏勝騎手（5戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイカザンから4馬身差の2着に敗北した。

3月21日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笠田敏勝騎手（6戦3勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月18日、中3週で迎えた22戦目は、一般C1（中津ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は高砂哲二騎手（8戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったスティールプライドから1馬身半差の2着に敗北した。

5月3日、中1週で迎えた23戦目は、大分県馬主会長賞特別（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高砂哲二騎手（9戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のハマノベッピンに半馬身の差をつけて優勝

5月21日、中2週で迎えた24戦目は、ひばり特別（中津ダート1760m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高砂哲二騎手（10戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月26日、中4週で迎えた25戦目は、一般C1（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高砂哲二騎手（11戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったトネアローからクビ差の2着に甘んじた。

7月31日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた26戦目は、一般C1（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高砂哲二騎手（12戦7勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のロイヤルホワイトに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月15日、中1週で迎えた27戦目は、ひまわり特別（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は笠田敏勝騎手（7戦3勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた28戦目は、一般C1（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は高砂哲二騎手（13戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のロイヤルホワイトに1馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

9月23日、中1週で迎えた29戦目は、秋分特別（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高砂哲二騎手（14戦9勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったプラネットローマンから2馬身差の2着となった。

10月15日、中2週で迎えた30戦目は、大分県馬主会長賞特別（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高砂哲二騎手（15戦9勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったプラネットローマンから1馬身半差の2着に敗北した。

10月29日、中1週で迎えた31戦目は、一般B（中津ダート1620m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高砂哲二騎手（16戦9勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月10日、中5週で迎えた32戦目は、みすみ特別（中津ダート1760m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高砂哲二騎手（17戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（1995年）

4月10日、約4か月の休養明けで迎えた33戦目は、一般C1（中津ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で高砂哲二騎手（18戦9勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のスーパーキャプテンに半馬身の差をつけて休養明け初戦を物にした。

5月9日、中3週で迎えた34戦目は、富樫英利騎手を鞍上に迎えて、一般C3ロ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた35戦目は、一般C3ニ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富樫英利騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月6日、中1週で迎えた36戦目は、一般D1ロ（上山ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で富樫英利騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったナイスセイリュウからクビ差の2着に甘んじた。

6月20日、中1週で迎えた37戦目は、一般D1イ（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で富樫英利騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に敗れた。