グランコアレス（1990年生、母フオンドリコレクシヨンズ）

グランコアレス（1990年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のリフアーズゴースト（当時7歳）と交配したフオンドリコレクシヨンズが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は高橋耀代。戦績は、中央平地12戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

野平祐二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

9月19日、デビュー戦は岡山定夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は450kg。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡山定夫騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、スロクハクビに交わされて2馬身差の2着となった。

10月17日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で岡山定夫騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

3歳（1993年）

4月3日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡山定夫騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のグリンペルセに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4月25日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡山定夫騎手（4戦1勝）。17頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岡山定夫騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のドースクサンサンに1馬身3/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

4歳（1994年）

6月26日、約13か月半の休み明けで迎えた7戦目は、5歳以上900万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岡山定夫騎手（6戦2勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5歳（1995年）

4月15日、約10か月の休み明けで迎えた8戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて、最後は2着のトーアフロイデに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりの実戦をモノにした。

4月30日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のシルクルネッサンスに1馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

6歳（1996年）

8月10日、約15か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の潮騒特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた12戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。