エスケイリターン（2010年生、母サクラバーベナ）

エスケイリターン（2010年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のサクラプレジデント（当時10歳）と交配したサクラバーベナが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は西村和夫。戦績は、地方16戦2勝2着2回。2013年のビアガーデンオープン記念に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山浦武厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2012年）

12月7日、デビュー戦は張田京騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は459kg。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで崩れずに走り抜いたが、リュウノプリンスに交わされて4馬身差の2着に敗れた。

3歳（2013年）

1月9日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のレジョネールを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

2月4日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた5戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したモーニングローリーを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

4月2日、中2週で迎えた6戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の昇竜スプリント（船橋ダート1200m 小雨/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

4月29日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳オープンのビアガーデンオープン記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のペガサスフライトをクビ差振り切って2勝目をマークした。

8月7日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のナイスレイン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（6戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

8月27日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のやまゆり特別（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（7戦2勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

9月27日、中3週で迎えた11戦目は、高橋利幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の薄特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた12戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、かえで賞（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

10月29日、連闘で迎えた13戦目は、義っちゃん退職おめでとう記念（船橋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（8戦2勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた14戦目は、向寒特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は高橋利幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2三四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋利幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。主導権を握り、リードを2馬身以上キープして、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

4歳（2014年）

1月8日、中4週で迎えた16戦目は、一般C2五六（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋利幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。