ギンザクイーンビー（2006年生、母アーネストデザイア）

ギンザクイーンビー（2006年2月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋女王蜂」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時14歳）と交配したアーネストデザイアが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地11戦1勝2着2回、地方4戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、有馬博文によって1,575万円で落札された。10歳のとき、新冠橋本牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、福岡駿弥によって205.2万円で落札された。

小島太厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

7月4日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/重）に出走。馬体重は468kg。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

8月9日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

9月26日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

11月2日、中4週で馬体重を前走から29kg戻して迎えた4戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、祝☆JBC前夜&古屋結婚記念☆（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

11月17日、中1週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた5戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったスペースモアにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

12月1日、中1週で迎えた6戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のフィールドダンスに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月8日、連闘で迎えた7戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るピーチパトラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目をゲットした。

4歳（2010年）

2月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/不良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

4月19日、中6週で迎えた9戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

5月15日、中3週で迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したセンターステージを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月12日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したメジロマリアンに半馬身届かず2着に敗北した。

7月11日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダンサーズブロンドに3馬身半の差をつけて制した。

5歳（2011年）

5月15日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のテレ玉杯（東京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、4着を確保した。

6月4日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

8月14日、中9週で迎えた15戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。