アポロサクシード（2009年生、母アポロマーレ）

アポロサクシード（2009年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋継承する」。毛色は栗毛。種牡馬のアポロキングダム（当時6歳）と交配したアポロマーレが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は原田牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方29戦4勝2着7回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

11月27日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月10日、中1週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

3歳（2012年）

1月26日、中6週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた3戦目は、瀬沢宙騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた4戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着を確保した。

3月1日、中1週で迎えた5戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳C1一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月28日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の水晶山特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

4月20日、中2週で迎えた8戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の花南ヴィクトリア1才誕生記念（名古屋ダート800m 小雨/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウォーターセブンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月17日、中3週で迎えた9戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るデルマアマテラスを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を手にした。

5月30日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の祝☆60歳鈴木康之・還暦記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダグダに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

6月20日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（2戦2勝）。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るオンワードリベルタを自慢の末脚でハナ差だけ差し切って破竹の4連勝を決めた。

7月4日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったギンザコンバットに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月18日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（4戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったミモザに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月20日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（5戦3勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

9月5日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（6戦3勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で戸部尚実騎手（7戦3勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

11月1日、中5週で迎えた17戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で戸部尚実騎手（8戦3勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた18戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で戸部尚実騎手（9戦3勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、フォールメドウに交わされて2馬身差の2着となった。

11月28日、中1週で迎えた19戦目は、一般C15（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で戸部尚実騎手（10戦3勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

12月5日、連闘で迎えた20戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で戸部尚実騎手（11戦3勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったスリーアメニティーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月28日、中2週で迎えた21戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったピクチャークレアに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4歳（2013年）

1月22日、中3週で迎えた22戦目は、4歳（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったルンバビーンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月21日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、4歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、伸びてきたローレルアウェイク決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3月8日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた24戦目は、4歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の一般C2十七 C3一（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

6月28日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた26戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五十六（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた27戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C3八九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず12着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた28戦目は、一般C3六七八（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3五六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで頑張り、4着を確保した。

8月27日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3六七八（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた31戦目は、一般C3四五（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で達城龍次騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。