イノセントラヴ（2016年生、母サワノプリマベーラ）

イノセントラヴ（2016年5月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「純粋な愛」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時22歳）と交配したサワノプリマベーラが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はスマイルファーム。主な勝ち鞍は2019年のドリームシリーズ。

経歴

デビュー前

青木孝文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

10月28日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず15着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。17頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

3歳（2019年）

3月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

4月28日、中6週で馬体重を前走から23kg戻して迎えた5戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のドリームシリーズ（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のブルベアブルーノをハナ差振り切って初白星を挙げた。

5月19日、連闘で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったシゲルキャッツアイに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

6月25日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（水沢ダート1400m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

7月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C1二（盛岡ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で塚本涼人騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったトウカイマーレに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた11戦目は、3歳C1一（盛岡ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で塚本涼人騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったタイセイフィクサーにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

8月5日、中1週で迎えた12戦目は、3歳B2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で塚本涼人騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた13戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、3歳C1一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は塚本涼人騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトウカイマーレを驚異的な末脚で3/4馬身差し切って制した。

9月9日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本涼人騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で塚本涼人騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

10月21日、中3週で迎えた17戦目は、一般C1七（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で塚本涼人騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はグルースと並んで1着同着となった。

11月4日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1四（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で塚本涼人騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

4歳（2020年）

1月1日、中7週で迎えた19戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

1月28日、中3週で迎えた20戦目は、岡村裕基騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七八（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3九十（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村裕基騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた22戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八九（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

4月14日、中5週で迎えた23戦目は、一般C3七八（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡村裕基騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

4月21日、連闘で迎えた24戦目は、一般C3九十（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村裕基騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた25戦目は、イヌワシ賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡村裕基騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

6月8日、中3週で迎えた26戦目は、ハヤブサ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡村裕基騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

7月6日、中3週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた27戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた29戦目は、三つ石山賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた30戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

9月7日、連闘で迎えた32戦目は、一般B2八（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた33戦目は、一般B2八（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた34戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、ポイント10倍!盛岡のSPAT4賞（盛岡ダート1600m 雨/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。