ワンダーエクラタン（2013年生、母タシロスプリング）

ワンダーエクラタン（2013年4月13日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋鳴り響く、輝かしい（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時20歳）と交配したタシロスプリングが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）スイートファーム。主な勝ち鞍は2018年の4歳以上C2二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、スイートファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

森田直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

12月13日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

12月20日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

3歳（2016年）

1月17日、中3週で迎えた3戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

2月20日、中4週で迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた5戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

4月16日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は国分恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた7戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

6月26日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/重）に出走。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた9戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

8月21日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に終わった。

4歳（2017年）

2月25日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。12着に終わった。

4月16日、中6週で迎えた12戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。14着に終わった。

6月17日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。12着に終わった。

5歳（2018年）

2月28日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg絞って迎えた14戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた15戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた16戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったリュウシンベガスにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

4月17日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったヴァントネールに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月2日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のシュティーアをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。