シンワカントリー（2008年生、母マチカネクサマクラ）

シンワカントリー（2008年2月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時16歳）と交配したマチカネクサマクラが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はエンドレスファーム。戦績は、中央平地20戦1勝2着1回、中央障害14戦2勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2012年の障害3歳以上オープン。

経歴

デビュー前

1歳のとき、エンドレスファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、若尾昭一によって315万円で落札された。

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

10月2日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は496kg。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

12月18日、中6週で迎えた3戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

3歳（2011年）

1月5日、中2週で迎えた4戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したドラゴンウィンズを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

3月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分恭介騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で国分恭介騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

6月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた11戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のドウベー特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた12戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月7日、連闘で迎えた13戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線に入ると、前で粘るスエヒロジュピターを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月27日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦1勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

11月5日、中9週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島信二騎手（3戦1勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で川島信二騎手（4戦1勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

4歳（2012年）

3月18日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

4月28日、中5週で迎えた18戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた19戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

7月1日、中6週で迎えた20戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 雨/良）に出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のクレバーウエスタンに1馬身3/4の差をつけて2勝目を挙げた。

9月2日、中5週で迎えた22戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のディアブラストに1馬身の差をつけて制した。

5歳（2013年）

2月9日、約5か月半の休養明けで迎えた23戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の呼子特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

3月30日、中3週で迎えた25戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。13着に終わった。

5月5日、中4週で迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は難波剛健騎手（3戦2勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（4戦2勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

7月7日、中6週で迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（5戦2勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着に入った。

8月17日、中5週で迎えた29戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で難波剛健騎手（6戦2勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月12日、中7週で迎えた30戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で難波剛健騎手（7戦2勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた31戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 曇）に62kgの斤量を背負って出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。14着に終わった。

6歳（2014年）

1月25日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月2日、約6か月半の休み明けで迎えた33戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 雨/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月6日、中4週で迎えた34戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた35戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。