ウインゼフィール（2001年生、母ジョウノマチエール）

ウインゼフィール（2001年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシア神話の西風の神（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時15歳）と交配したジョウノマチエールが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム（株）。戦績は、中央平地23戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額4,800万円（12万×400口）で一口馬主が募集された。

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

3月7日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るベルベットブルーを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

4月3日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

6月12日、中9週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、6着に終わった。

9月12日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

10月30日、中6週で迎えた5戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したニシノニチリンに半馬身届かず2着に敗北した。

11月14日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

4歳（2005年）

6月25日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

7月17日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

5歳（2006年）

2月18日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

3月25日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

4月29日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（4戦0勝）。17頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、5着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（5戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

7月16日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（6戦0勝）。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

8月19日、中4週で迎えた14戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

11月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg減らして迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で塚田祥雄騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

6歳（2007年）

1月21日、中9週で迎えた16戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく11着に敗れた。

1月27日、連闘で迎えた17戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮し、3着に入った。

3月11日、中5週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

4月21日、中2週で迎えた20戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

5月20日、中3週で迎えた21戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

7月22日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく18着に終わった。

11月3日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。