テイエムプレストン（2006年生、母エイシンサイレンス）

テイエムプレストン（2006年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエイシンプレストン（当時9歳）と交配したエイシンサイレンスが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は城地牧場。戦績は、中央平地12戦1勝、地方11戦0勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、城地清満から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、竹園正継によって735万円で落札された。

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

7月27日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

8月24日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着を確保した。

9月15日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のナショナルヒーローを半馬身振り切って初白星を挙げた。

10月26日、中2週で迎えた5戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のかえで賞（京都芝1400m 雨/良）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

11月29日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの京都2歳ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた7戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のエリカ賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

3歳（2009年）

1月24日、中5週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は小牧太騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

3月1日、中4週で迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

10月4日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいいところがなく13着に終わった。

11月8日、中4週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた11戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

12月26日、中6週で馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた12戦目は、高井彰大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

4歳（2010年）

2月2日、中4週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた13戦目は、宮平鷹志騎手を鞍上に迎えて、大観峰カップ（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったシークレットハートから3/4馬身差の2着となった。

2月16日、中1週で迎えた14戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、フェニックス特別（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムマーチからハナ差の2着に甘んじた。

3月3日、中1週で迎えた15戦目は、新冠特別（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた16戦目は、村島俊策騎手を鞍上に迎えて、やよい特別（荒尾ダート1900m 晴/稍重）に出走。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた17戦目は、普賢岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったワンダーアサールトから1馬身半差の2着となった。

4月16日、中1週で迎えた18戦目は、林陽介騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた19戦目は、雲仙岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は村島俊策騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg減らして迎えた20戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、俵山カップ（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた21戦目は、金峰山カップ（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた22戦目は、黒岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は宮平鷹志騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた23戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。